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「永遠の0」を見に行った話

「永遠の0」を見に行きました。割と良かったと思うのだけれど最後の方に少し不満がある。

感想

三浦春馬演じる司法浪人(以下、単に「司法浪人」と書く)が同級生や駅構内の就活生から浮いた服を着ているシーンはものすごく良かったと思うのだけれど、最後に司法浪人が実の祖父の幻影を見て泣き崩れて以後出てこないのはひどく中途半端な感じであった。もうちょっと描きようはなかったのか。

わざわざ浮いた服で同級生に会わせ、リクルートスーツの群れの中で引き返させ、一度激怒させ話を打ち切った景浦氏に再び会いに行かせ、景浦氏に司法浪人が成長したという趣旨の発言をさせたのだから、司法浪人を泣き崩れさせたその後があると思ったのだけれど、エンドロールの後、劇場に光がともり、明るくなってしまった。

司法浪人の成長物語を描かないのなら、同級生に会わせる意味はそこまでなかったのかなという気がする。司法浪人の実の祖父が腰抜けではない一面を知った時点で景浦氏に再度会わせても良いと思うし、同級生の台詞が消化できない。むしろ同級生のある台詞に一理ある感じがしてしまう。

まあ、「司法浪人はどう生きると思う、で、そんなことより、お前、この後、どう生きるんだ」という制作者側の問いかけなのだと好意的に解釈しておきたい。

おことわり

  • 原作の書籍は未読で見に行った。後で読む。