2008年7月22日の京王八王子ショッピングセンター事件と2008年6月8日の秋葉原事件

もやもやとした感じが何とも。

秋葉原の通り魔の事件から1ヶ月。今度は京王八王子で事件が起きました。京王八王子駅の利用頻度はそこまで高くはないのですが、ショッピングセンターに本を探しに来たり、ハンバーグやしゃぶしゃぶやとんかつを食べたりと、少ないながらも利用したことがあったのであまり人ごとには思えません。被害者は内定取って卒業論文を執筆中だった中央大学の4年生の女性。アルバイトをしていたそうです。

この前の事件は秋葉原。こちらの利用頻度もあまり高くはありませんが、プライベートで知人と足を運んだり、オフ会的なものに顔を出したり、ニコニコ動画の発表会に行ったりしています。

秋葉原と言えば、確か1年前大学3年生が妹とともに秋葉原でオタク狩りをやって捕まったと聞きいやな気分になったものでしたが、これら2つの事件は私をそれの比でなく不安にさせます。

秋葉原の事件は、「夢に向かってまっすぐ進んでいた若い女性が、将来が不安な男に殺される」(この事件では東京藝術大学の4年生の女性、内定取って将来の夢あり)構図の他、歩行者天国の中止、ダガーナイフの規制やustreamによる動画中継、インターネットによる犯罪予告の取り締まりなど複合的な問題で、結局残されたのはインターネット上での犯罪予告取り締まり・取り締まられ合戦でした。

で、犯罪予告の取り締まりが盛り上がっていた状態で2008年7月22日の京王八王子ショッピングセンターの事件。将来が不安な男が京王八王子ショッピングセンターに行き、「夢に向かってまっすぐ進んでいた若い女性が、将来が不安な男に殺される」構図をまた作ってしまったわけです。
場所は京王八王子ショッピングセンター建物内。歩行者天国ではないのでそれほど議論の争点にはならない。凶器は包丁、ダガーナイフと異なり日常の必需品なので購入を規制するわけにも行かないだろう。秋葉原事件と異なり、ustream配信もなかったし、インターネットによる犯罪予告があったとの話も聞かない。「夢に向かってまっすぐ進んでいた若い女性が、将来が不安な男に殺される」構図が秋葉原の事件以上に強調されるのではないかと思います。

ただ、「マスコミで有名になりたかった」と容疑者が語っているそうで、また真の問題解決からは遠ざかるんだろうなという気はします。事件を起こしてinfamousになることはあっても、famousになることはないと思うんですけどねえ。百歩譲ってinfamousになってうれしいのだとしても、そのための手段として赤の他人の人生を終わらせるなんて利用しないで欲しいと思います。

社会の問題から派生する当人の問題。根本的な対策はたぶん規制とか厳罰とかじゃない別のところにあるような気がします。いずれにせよどんな立場であれ、怒りの矛先はできるだけ正しい方向に適切な形で向けなければだめです。一時的にはすっきりするだろうけど長期的に見たらマイナスが大きいと思います。

例を挙げましょう。チベット問題で中国政府の対応に問題を感じていたとして、四川の大地震について「天罰では」と発言して言って怒りを買った女優さんがいたそうですが、その結果、彼女の発言では問題は解決しないどころか、彼女の発言自体が新たな問題となり、彼女が中国市場から追い出されただけに終わりました。彼女の場合、怒りの矛先を向けるべきでない人にまで向けてしまったわけです。

とここまで何度か文章を読み返して、なんだか自分が自分に諭されているような感じがしてきました。さらにその自分を上から見下ろす感じでセルフ突っ込みが入ります。

「自分だってできないくせに。何の答えにもなってない」

…。

まだもやもやする…。